■関連記事要約
 96.01.07 読売新聞  労働省
  50,60Hzを含む300Hz以下の電磁波が人体に及ぼす影響について調査を開始する。
97.01.07 ??新聞  労働省産業医学研究所  城内博主任研究官
 高圧線や家電製品から出る極低周波の電磁波がガンをやっつけるタ ンパク質「TNF-α」の体内生産をダウンさせ免疫機能を低下させる 。 実際に一般家庭で浴びる電磁波は0.01ミリテスラ以下。 電気関係の仕事をしている人は数ミリテスラに達する事がある。 ドイツ 5ミリテスラ 英国 2ミリテスラ オーストラリア 0.1〜1ミリテスラ の防護指針を作った。 労働省は防護指針を作成する方針。
??? Business & Technology  東洋メディクが独ワンデル・ゴルターマンの測定機の輸入・販売を始める。 高圧送電線やパソコン、TVなどから家電製品から出る電磁波の影響 についてはWHOが96.06から大規模な研究を5年計画でスタートさせ た。
96.11.01 読売新聞  全米科学アカデミーの研究評議会は31日、「高圧送電線や家庭電気 製品から出る電磁波と、ガンなど健康被害との因果関係は確認でき なかった」とする報告書を発表した。
96.09.10 朝日新聞  郵政省は携帯電話やPHSなどが出す電波が人体や医療機器に対して どんな影響を与えるかについて1997年度から本格的調査・研究を開 始する。 ペースメーカーが10センチ離しても誤動作した。 40センチ離れた人工心肺装置のポンプが停止した。k 携帯電話 800MHzが中心 0.6W PHS 1.9GHz 0.01W
96.08.05 ??新聞 「こころの健康」欄 初台関谷神経クリニック院長関谷透(医学博士) 携帯電話普及で過敏になりついには「電磁波恐怖症」で神経科医に 受診したが異常は見当たらなかった。 電磁波の人体に対する影響は未知の分野が多すぎる。当面のところ 適正な調査研究が急がれ、適正な対応策が望まれる。
96.06.05 朝日新聞  WHOは携帯電話など電磁波を使った電気製品が健康などに与える影響 を5年計画で調べるプロジェクトを始めたと発表した。調査では携 帯電話のほか電子レンジやドライヤー、電気髭そりなども対象にす る。
96.07.30 ??新聞 「ペースメーカー携帯電話に不安」 至近距離にある携帯電話の電磁波がペースメーカーを誤作動させる 恐れがある。 ペースメーカー協議会は利用者が携帯電話を使う時のガイドライン をまとめた。 「ペースメーカーから22cm以上離れたところで使う事」
96.08.21 ??新聞  郵政省は急速に増加している携帯電話などから出る電波が、人体や 機器などに与える影響の研究を始める。
96.04.21 朝日新聞 「医療機器の6割、携帯電話で変調」 郵政省「不要電波問題対策協議会」が 輸液ポンプや透析装置への影 響を調べた実態調査で、医療機器の6割以上に誤作動などが起きた ことが判った。 携帯電話(0.6〜0.8W)では医療機器221機種中138機種(62%)、 PHS(平均10mW,最大80mW)では4%弱、になんらかの影響が認めれた。
96.04.15 報知新聞 「携帯電話にご注意」 (英サンデータイムスを引用) 携帯電話からはマイクロ波が放出され、動物実験では脳腫瘍の成長 を促進するなど、頭部に影響がある。
96.11.09 健康産業流通新聞  USAのジャーナリスト、ポール・ブローダー氏の講演内容を紹介。 「50/60Hzの高圧送電線の発生する磁場と白血病の関係について」 2ミリガウス以上の磁場にさらされる事と小児ガン、白血病の間に 因果関係がある。
96.12 TRIGGER 9612号 特集「電磁波の害を検証する」
* 生体に影響があるのは電場ではなく、体に入ってくる磁場の方だと考えられている。
* 携帯電話などが発生するマイクロ波がDNAを損傷する。
* 洋裁店などの電動モーターを扱い、強い磁場に曝露される仕事に携わった人はアルツハイマー病の発生の危険性が高い。
* ワープロ・パソコンなどディスプレイから出る広範囲の電磁波が精神・神経系への影響と異常妊娠・異常出産に関係している。
* 妊娠初期に電気毛布を使用すると流産や異常出産の確立が高い。
* 米ダラス近郊にある化学物質過敏症の患者のためのコロニーでは  蛍光灯は一切使用しない。
* 携帯電話の爆発的普及がペースメーカー装着者に切迫感をもたらしている。
* 現段階での結論として日常生活で浴びている電磁波が全く無害とも、きわめて有害とも言えないようである。明確な根拠のある安全基準、使用上の注意などによって、1日も早く、電磁波の不安  から開放されるには、今後の研究成果を待つほかはなさそうだ。
* VDT作業で角膜上皮障害が発生。
* スギ花粉症の症状が電磁波で悪化。
* 適度な電磁波は人体にプラス。医療などでの応用例を紹介。 * 5万ガウスレベルの磁場には発ガン性がある。
* 電磁波の規制は超低周波での磁場の規制に焦点が集っている。
* 世界各国の電磁波規制の紹介。
97.03.18 中日新聞夕刊 「電磁波の人体への影響」
* 疫学調査から・・ 1992年のスウェーデン・カロリンスカヤ研究所報告を紹介。 高圧送電線の発生する低周波磁場にさらされた小児の白血病発生率は通常の3.8倍に達する。
* 生物実験について・・ 脳の松果体より分泌されるメラトニンというホルモンの量を低下させる、 という実験結果が米国でいくつか報告されている。鶏の脳に16Hzの超低周波を浴びせる細胞からカルシウムイオンが抜け出す。
* 携帯電話は頭に近い所で使用するため放送局を持ち歩いているようなもの。シールド(遮蔽)が不充分。
* 500以上の疫学調査、生物実験を再検討した全米科学アカデミーの研究協議会は、 「ガンなど健康被害に結びつく因果関係は確認できなかった」とする報告書を発表した。
* 環境庁環境安全課は「アカデミックなところは健康への影響について否定的な方向に傾いている」と見る。
* 現代社会に生きている限り、電磁波から逃れる事はできない。電磁波以外に健康を害するものはいっぱいある。 タバコを控えるとか、夜ふかしをしないとか、日常生活の心掛けの方が、電磁波防護に懸命になるより、 よほど健康への効果が大きいのでは?
1997.03.28 NHK 総合TV 08:00ニュース  郵政省「不要電波問題対策協議会」は、病院など医療施設内に於け る携帯電話・PHSの規制基準を緩和するよう報告を提出した。 PHSは携帯電話に比較して1/10以下の弱い高周波出力であり、医療 機器への影響が殆ど問題にならないことから、手術室・集中管理室 以外での使用を認める。携帯電話は待合室などでの使用に限って認 めようというもの。
1997.05.01 読売新聞13版  「電磁界、動物生殖に影響せず。」 資源エネ庁調査結果 通産省・資源エネルギー庁は30日、送電線や変電所から発生する 電磁界は動物の生殖に影響しないとする調査結果をまとめた。 海外で電磁界と妊娠障害などとの関係を指摘する疫学調査が報告さ れるなどしたため、同庁が93年度から、財団法人電力中央研究所 に依託して動物実験を続けていた。 同庁によると、送電線などから発生する磁界の強さは最大で約20 0ミリ・ガウスという。実験では、受精時から胎児の器官形成期ま での妊娠ラットを磁界の強さ(0〜2500ミリ・ガウス)によって グループ分けして飼育、母体の臓器の異常などを調べたが、各グル ープ間に差異は見られなかった、としている。  同庁では今後、電磁界と腫瘍との関係についての動物実験を続け る。 (原文のまま)
   
   

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